最後の番外編、完成!
こんばんは、倉樹です。
さきほど、番外編「レイ」の更新を終え、完成させましたー!ドンパフー
いやぁ、実は書き始めたの一昨年の夏からなんですよね、あれ。
仕事終わりの短い合間を縫ってどうにかこうにか・・・・ははは、長かった。
そういえば「レイ」を書くにあたり、バレエの演目である「ジゼル」を初めて見ました。
正確に言うと、ジゼラの名前の由来はナル*アのジル・ポールなんで名前とは一切関係ないんですが。
さて、補足として、かいつまんで演目「ジゼル」のお話をします。
踊りのうまい村娘ジゼルの前に、身分を隠した貴族の青年が現れ恋をします。しかしジゼルを好きな森番の男によって、青年は貴族であり婚約者もいるとバラされてしまい、体の弱いジゼルはショックで死んでしまう。処女のまま死んだ娘は妖精(ウィリ)となり、森に迷い込んだ男を死ぬまで踊らせ続ける――という感じです。
劇団によっては100分程度の作品なので、さらっと見られる作品じゃないでしょうか?
興味がありましたら、ぜひに。
バレエってもっと格式高い芸術なのかなって思っていたのですが、セリフのないかわりに、音楽とダンサーの表現力で魅せる演劇って感じで、割とさらっと見てもいいものなんだなって。
素人時代から人前で発表する演劇の台本を書いたりしてもいたので、なんだか、すべてが自分のなにかしらのネタになっていくだろうという蓄積は今でも楽しいです。
あとクラシックバレエって結構悲劇の演目が多くて、バッドエンド好きとしては見ていてスッキリします。
なんかわかんないけど、主人公だからという感じで問答無用でハッピーエンド!みんな幸せ大大円っていうのに疑問があるので、こういうの、嫌いじゃないです。
「辛生」もハッピーエンドに見えるように仕上げましたが、結局はヒロインとジャスティンの「愛の形」は「信仰」としての愛であり、「人間同士の交わす愛」ではなかったんです。
ここで書くのもあれですが、一応もう1本用意していたバッドエンドの結末――2人が月で心中してしまうエピソードの方が、よほど人間らしく、また古典によくある来世で結ばれよう!みたいな悲劇の心中エンドのようで、ある意味恋愛的な「愛」を貫くという意味では良い結末を描けたのではないだろうかと思っております。
愛を裏切らないという意味で、古典的な心中は本当の意味で「永遠の愛の誓い」なのだなと、クラシックバレエの演目をいくらか調べて思い知らされました。
古く(といってもここ1~200年ですが)から人はこうした「死」による表現方法で互いの愛を他へ見せつけていたんですね。倉樹、感激!!!←ベクターボールしっかりハマってます。終わっちゃって悲しい。
それでは残り、短編あと2本!
もうしばらくお付き合いください。
ああ、肩痛い。